Windows11発表 デザイン刷新、アプリも利用可

サンフランシスコ=尾形聡彦
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 米マイクロソフト(MS)は24日朝(日本時間25日未明)、次期基本ソフト(OS)「ウィンドウズ11」を発表した。新OSの投入は6年ぶりだ。アンドロイド向けのアプリを利用できるようになるほか、ゲームの機能が向上し、画面のデザインも刷新される。MSは今年の年末商戦から「11」を一般向けに投入する。

 「11」では、従来は画面の左下にあったスタートメニューのボタンが画面中央下に移り、ウィンドーの角が丸くなるなど、画面上の表示が一新する。

 大きな変化は、米グーグルのOS「アンドロイド」向けのアプリを、「11」上で利用できるようになることだ。

 アンドロイド向けのアプリは、マイクロソフトの配信サービス「マイクロソフトストア」上で検索できるようになり、アマゾンの配信サービス「アマゾンアップストア」を経由してダウンロードし、「11」上で利用できるようになる。MSは24日の発表会で、動画アプリ「ティックトック」などの人気ソフトを、ウィンドウズのパソコン上で利用できるようになる、と説明した。

 「11」では、MSの対話ツール「チームズ」がタスクバーに統合され、スマートフォンでSNSを使うような画面で、より簡単に利用できるようになる。また、ゲーム機「Xbox」で採用されている、より高精細な画像を楽しめる機能が「11」上でも導入される。

手数料でアップル、グーグルと差異化

 一方、天気やニュース、スケジュールなどをスマホを使っているときのように確認できる「ウィジェット」が、「11」の画面上で利用できるようになるという。

 またMSは、「マイクロソフトストア」での有料課金の手数料について、7月下旬から、アプリ会社側が独自の課金システムを使う際には、手数料をゼロにするとも説明した。同社は4月、パソコン向けのゲームアプリの手数料(MSの課金システムを使う場合)について、従来の30%から12%に引き下げることも表明しており、値下げの動きをさらに加速させている。

 アップルやグーグルの配信サービスでは手数料が30%(小規模な企業は15%)に上り、米議会などから「高すぎる」と批判が高まっており、MSは一線を画す姿勢を鮮明にした形だ。

 MSは「11」を、今年の年末商戦に投入する。それまでの間に発売される「10」を搭載するパソコンについては、「11」の投入時点で、無償でアップデートする対応を行うことも説明した。(サンフランシスコ=尾形聡彦