小此木国家公安委員長が辞任 後任に棚橋泰文氏を起用へ

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 8月22日投開票の横浜市長選に立候補の意向を表明している小此木八郎国家公安委員長は25日午前、菅義偉首相と面会し、辞表を提出し受理された。小此木氏の後任には、自民党行政改革推進本部長の棚橋泰文元科学技術相をあてる。

 首相との面会後、小此木氏は記者団の取材に「辞表を提出し、受けとっていただいた」と述べた。同日夕に横浜市内で、市長選立候補について会見する意向だ。

 後任には棚橋氏が起用される。棚橋氏は衆院岐阜2区選出で当選8回。96年に初当選し、首相とは当選同期にあたる。04年に科学技術相として初入閣し、衆院予算委員長などを歴任した。棚橋氏は首相との面会後、記者団に「オリンピックを前にして、警備計画など、至急でやっていかなきゃいけないこともある」と述べた。

 首相も記者団の取材に応じ、東京五輪パラリンピックの直前に警備担当責任者が交代することについて、「これまで関係機関が連携をして、何回となく準備をしている。万全の体制で乗り越えることができると判断している」と話した。

 閣僚を辞任した小此木氏は衆院神奈川3区選出で当選8回。父の彦三郎氏は通産相、建設相などを歴任し、首相は彦三郎氏の秘書を務めていたことから、小此木氏は首相に近い存在として知られる。市長選では、市が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致への賛否が争点となるとみられる。

 市長選をめぐっては、立憲民主党県連が横浜市立大教授の山中竹春氏を擁立する方向で調整しているほか、横浜市議や元衆院議員ら3人が立候補を表明している。3期目の現職林文子氏は態度を明らかにしていない。