スズキ牽引43年 「中小企業のおやじ」鈴木修氏が退任

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神山純一
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 スズキを43年にわたって牽引(けんいん)してきた鈴木修氏(91)が定時株主総会があった25日に会長から相談役に退いた。自らを「中小企業のおやじ」と称した名物経営者は「数多くの失敗をしでかした。しかし、失敗から多くを学び、成長することができた」と振り返り、経営の一線から去った。

 鈴木氏は総会後、「メーカーは、つくっておしまいではありません。つくって売って、なんぼでございます。売ってくださる販売店のみなさま、スズキを愛してくださるすべてのみなさんに感謝、感謝いたします」とあいさつした。横には15年に後継社長に就いた長男俊宏氏が付き添った。

 鈴木氏は、2代目社長の娘と結婚して1958年に当時の鈴木自動車工業に入社し、78年社長に就任。軽自動車「アルト」「ワゴンR」などをヒットさせ、他社にさきがけて参入したインド市場では、シェアの約半分を握った。会社の売上高を社長就任当時の約12倍、3兆円超に伸ばした。

 一方で、専務だった75年に…

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