屋鋪さんがラベンダー育むワケ 野球は「性格変えてた」

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井上翔太
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 「凝り性なので、一度始めたら、どんどん深みにはまっていくんです。園芸ショップで新しい品種を見つけたら、買ってしまう」

 プロ野球・横浜大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)などで活躍し、加藤博一、高木豊両選手とともに「スーパーカートリオ」と呼ばれた屋鋪要さん(62)。現在は自宅の庭などでラベンダーを育て、ときには苗を地域に分ける活動も行っている。

 アグレッシブなプレーで魅了した当時からは、想像もつかない今を過ごす屋鋪さんに、ラベンダーの魅力を聞いた。

「気持ちが落ち着くじゃないですか」

 「僕は、見かけによらず、花が好きなんです。きれいで、見ていて気持ちが落ち着くじゃないですか」

 2019年、知人から「濃紫早咲(のうしはやざき)」という品種の苗をもらった。だが、枯らしてしまった。

 ハーブ研究家で知られる広田せい子さんが著者の本で、育て方を勉強した。この本を手に取ったのは、屋鋪さんが子どもの頃から趣味にしていた鉄道写真がきっかけでもある。

 「小学生のときから鉄道カメラマンの広田尚敬さんに憧れていて、プロ野球界に入ってからお会いする機会もありました。本を見て、『広田さんの奥様だ』と。いろいろつながるんですね。面白いね」

 昨年、知人から再び3株もらった。雑草の手入れや剪定(せんてい)に苦労しながらも、挿し木を繰り返した。現在は「120種類ぐらいかな」。自宅の庭だけでは収まらず、今春からは近くの公園でも育てている。

 ゴルフ練習場や病院への寄贈も始めた。もともとは自身で抱えきれなくなったからだが、「喜んでくれると、うれしいですね。今年も何十本か挿し木をしたので、それが成功したら、お分けしようと思います」。地域とのつながりが、やりがいにもなっているようだ。

プロ野球では切り捨てた「優しさ」

 プロ野球選手だったときは「自分の性格を変えていた」と振り返る。

 「もともとお人よしで、情に…

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