マンホールふた販売に殺到 名古屋城は最多167倍  

関謙次
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 老朽化したマンホールのふた10枚を名古屋市が1枚3千円(税込み)で売り出したところ、延べ432人の応募が殺到し、最も人気のあった1枚は競争率167倍だったという。市では「何に使うのだろう」と驚きの声が上がっている。

 市上下水道局が、下水道事業のPRになると昨年12月から2月にかけて募集、販売した。ふたは直径60センチ、重さ約40キロの鋳鉄製。

 長年の使用で傷やサビがある。市内の引き渡し場所から持ち帰ることが条件だったが、東海3県や首都圏、遠方では新潟県広島県からも応募があり抽選、すべて引き取られたという。

 167人が応募したのは、1989年の世界デザイン博覧会開催を記念し作られたふた。名古屋城や東山スカイタワーなど市の名所がかたどられている。デザインされたふたはコレクターに人気だという。

 こうした反響を、25日の市議会本会議で中川敦史氏(減税日本ナゴヤ)の質問に市側が明らかにした。市は第2弾も検討し、河村たかし市長は「おもしれえ。今度はオークションにするという考え方もある。その方が公平だともいえる」と話した。(関謙次)