覚醒剤事件で捜査中 コロナ療養先から無断外出の男性

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 新型コロナウイルスに感染した20代男性が22日に療養先とされていた大阪市のホテルから無断で外出し、行方がわからなくなっていることがわかった。大阪府警は25日、男性は覚醒剤取締法違反(共同所持)の疑いで任意捜査中だったことを明らかにした。

 捜査関係者によると、府警は同容疑で男性の逮捕状を取り、指名手配して行方を捜している。

 府警刑事総務課によると、男性は大阪市内の民泊施設で覚醒剤を所持した疑いで、一緒にいた10~20代の3人と18日に現行犯逮捕された。男性以外の2人が体調不良を訴えたため、4人ともPCR検査を受けたところ、男性だけ感染が判明したという。

 府警は取り調べの状況や健康状態などを検討した結果、任意捜査に切り替えることを決め、18日夜に男性を釈放した。男性の身柄は身元引受人が引き受け、いったん別のホテルに滞在した後、19日に療養先のホテルに移ったという。

 大阪府によると、男性は22日朝から連絡が取れなくなった。午後0時50分に鍵を開けて看護師が部屋に入ると男性はいなかった。部屋は6階で、窓のストッパーがこじ開けられて全開になっていたという。

 府警によると、捜査で容疑者を逮捕した際、留置施設での感染拡大防止などのため、体調不良を訴えた容疑者にはPCR検査を実施している。釈放後に容疑者の動向を監視することは、捜査の任意性に関わってくるためしないという。府警は「釈放の判断は適切だった」としている。