「脱原発」の提案すべて否決 関西など3電力の株主総会

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加茂謙吾、紙谷あかり、松田史朗
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 大手電力会社8社の株主総会が25日、各地で開かれた。原発の再稼働の動きがある関西、四国、中国各電力では、株主から安全性などへの疑問の声が上がったが、経営トップらからは原発推進に意欲を示す発言が相次いだ。「脱原発」などを求める株主提案は、いずれも否決された。

 関西電力の総会では、運転開始から40年を超える老朽原発の美浜3号機(福井県美浜町)が23日に再稼働したことを受け、原発の設備の安全性や事故時の対応などを尋ねる質問が出た。

 出席した京都市門川大作市長は「原発がどうしても必要だとしても最低限にとどめるべきだ。事故を繰り返さないためには脱原発が必要だ」とし、既存原発の活用や建て替えの検討を目指す中期経営計画の抜本見直しを求めた。これに対し、森本孝社長は「二酸化炭素の排出量や経済性の面で原発は優れている」と反論し、保有する原発全7基の稼働を目指す考えを強調。洋上風力などの導入も進める考えも示した。

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