福知山城の活用策に500万円贈呈 原資はあの人の寄付
横山健彦
戦国武将・明智光秀が築いた福知山城がある京都府福知山市が、城を活用して地元を盛り上げるアイデアを全国から募集している。選ばれたアイデアを提案者本人に実現してもらい、その費用として最大500万円を贈る。企画の原資は、ある有名な経営者からの寄付だ。
企画は「#福知山城チャレンジ」。7月4日まで募集しているのは、天守閣や城の広場などを活用し、市が「光秀マインド」と呼ぶ挑戦心や世の中を良くするビジョンのある、独自のアイデアだ。
市の担当部署で1次審査をしたうえで、オンラインなどでの投票で一つを選び、8月上旬に結果を発表する。選ばれた提案者には、来年3月末までにアイデアを実施してもらう。
市は昨年、ふるさと納税の返礼品として、光秀がおこした「本能寺の変」にちなんだ特典はがき「謀反に関する大切なお知らせ」を用意して、注目を集めた。市の担当者は今回、「アイデアで挑戦し、市ゆかりの光秀とともに盛り上げてほしい」と期待している。
この企画に使われる500万…