ハンガリーとEU「恥ずべき」と応酬 LGBT新法で

有料会員記事

ブリュッセル=青田秀樹、ベルリン=野島淳
[PR]

 子どもらへの性教育の場などで、同性愛性転換にかかわる情報を伝えることを禁じるハンガリーの新法に対し、24日の欧州連合(EU)首脳会議で、性的少数者(LGBTなど)の権利制限や差別にあたるといった批判が相次いだ。ハンガリーは「子どもたちを守る法律だ」と繰り返し、対立が深まっている。

 新法は、18歳未満を対象に同性愛などの描写を学校や映画、広告などを通して伝えることを禁じる。ハンガリー国会で15日、可決した。小児性愛者の取り締まりを厳しくする法律の一環で、子どもを守る趣旨だとしている。

 これに対し、EUの行政を担う欧州委員会は、性的少数者のありようをポルノと同じように扱うのはEU基本法に反すると指摘し、EU司法裁への提訴も視野に対応を取りはじめた。

 首脳会議に先立つ23日にはフォンデアライエン欧州委員長が声明で「人が自分の好きなように生きられ、だれを好きになってもいい場所。それがEUだ」と強調し、「恥ずべき法律だ」と断じた。ハンガリー政府は「大人の性的指向とは無関係で差別の要素はない」と反論。「誤った主張に基づくフォンデアライエン氏の声明こそ恥ずべきものだ」と切り捨てた。

 ブリュッセルで開かれた24…

この記事は有料会員記事です。残り432文字有料会員になると続きをお読みいただけます。