ミャンマー、市街地で国軍と銃撃戦 進む市民の武装化

有料会員記事ミャンマーはいま

バンコク=福山亜希
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 クーデターで国軍が権力を握ったミャンマーで、武装した市民と国軍との戦闘が相次いでいる。22日には第2の都市の市街地で、激しい銃撃戦が起きた。国軍関係者を狙ったとみられる事件も続いており、社会は不安定さを増している。

 第2の都市マンダレーで22日朝、複数の国軍兵士が民家を取り囲み、銃撃戦が始まった。国軍は「テロリストの潜伏情報をもとに襲撃した」と発表。現地メディアによると、8人の市民が死亡したほか、8人が拘束され、国軍側も兵士3人が死亡したという。

 SNSには、民家の外壁に身をかがめて様子をうかがう兵士が、立ち上がって内部に向け発砲する動画が拡散。近くの住宅街を映した別の映像には、銃の乱射音が鳴り響いていた。

 国軍の襲撃を受けた市民らは「マンダレー国民防衛隊」を名乗り、メンバーは現地メディアに「待ち望んでいた日が来た。宣戦布告する」と語った。民主派が国軍に対抗して立ち上げた「統一政府」は、自衛のためとして「国民防衛隊」を設立。これに呼応して各地で市民らが独自に武装組織を発足させており、その一つとみられる。

 これらの武装組織は、少数民族武装勢力の支援を受けるなどして各地で国軍と闘っている。東部カヤー州では5月下旬、市民が警察署を襲撃。西部チン州ミンダット地区でも国軍との間で戦闘が起き、戒厳令が発令された。国軍は重火器や空爆などで応戦し、多くの住民が家を追われた。

 国軍やその協力者を狙ったとみられる事件も増えている。18日には最大都市ヤンゴンで国軍車両が爆破され、1人が死亡。国軍系政党の幹部、国軍に任命された行政幹部らが銃撃される事件も多発している。

 国軍は2月1日のクーデター…

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