中国、香港ナンバー2に保安局長任命 民主派弾圧を指揮

香港=奥寺淳
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 香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は25日、政府ナンバー2の政務長官に、警察を統括してきた李家超保安局長が同日付で就任する人事を発表した。中国政府が任命した。警察出身者が重要ポストである政務長官に就くのは初めて。

 李氏は、2019年の反政府デモの取り締まりに加え、中国共産党に批判的な香港紙「リンゴ日報」の経営者逮捕や資産凍結など一連の取り締まりを指揮してきた。強硬な手法は、民主派弾圧との批判も呼んだ。李氏の後任の保安局長には、警察トップの鄧炳強氏が就任する。鄧氏も強硬派で知られる。李氏、鄧氏ともにその手法が評価されたとみられる。

 政務長官は、約17万人いる香港の公務員を統括するポストで、将来の行政長官の候補とも言われる。林鄭氏も行政長官就任前は政務長官を務めていた。(香港=奥寺淳)