自民の「二階議連」で火花 「やばいことになっとるぞ」

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中田絢子、野平悠一、明楽麻子
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 与野党が激突する総選挙を前に、自民党内では次の政権のありようをめぐって火花が散る。

 「踏み絵だ」

 「どっちに行ったらいいんだ」

 野党が菅義偉内閣への不信任決議案を提出した6月15日。この日に自民党の二つの議員連盟(議連)の会合が予定されていたが、開催の数日前、所属議員らの間に動揺が走った。どちらの会合も夕方5時から開催されるとの情報が伝わったためだ。

 二階俊博幹事長の「『自由で開かれたインド太平洋』推進議連」と、甘利明税制調査会長の「半導体戦略推進議連」。後者の方が先に発足し、安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相を最高顧問に据え、長く党内の主導権を握る二階氏に対する「3A」による牽制(けんせい)との見方が広がっていた。

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自民党の「『自由で開かれたインド太平洋』推進議連」の設立総会であいさつする会長の二階俊博幹事長(右)。左は最高顧問の安倍晋三前首相=2021年6月15日、東京・永田町の自民党本部

 二階氏はこれに対抗する形で議連を立ち上げ、側近の林幹雄幹事長代理を通じて菅首相にわざわざ報告した上で、安倍氏を最高顧問に迎えた。党を掌握しているのは幹事長である自分であることを示すねらいが透けた。

憤る二階派

 こうした動きについて甘利氏…

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