スケボー五輪代表は大阪の13歳女子、「笑顔で滑る」
編集委員・中島隆
東京五輪のスケートボード日本代表で、大阪府松原市立松原中学2年の西矢椛(もみじ)さん(13)の壮行会が25日夕、同市役所で開かれた。しっかり換気された広い1階市民ロビーで、市職員ら50人ほどが大きな拍手を送ると、西矢さんは「五輪では笑顔で楽しく滑れるよう頑張りたい」と答えた。
西矢さんは兄の影響で5歳でスケートボードを始めた。スケボーのかっこよさと、友だちと滑ることの楽しさと、できなかった技ができるようになったときの喜びが魅力。小学1年のときから本格的に滑るようになり、市内にある「スポーツパークまつばら」を拠点に、1日3~5時間の練習を欠かさないという。
東京五輪までほぼ1カ月。壮行会で緊張しているかどうかを聞かれ、「緊張するけれど、まわりの人が笑ってくれて、励ましてくれます」と西矢さん。会の最後には、「市民を代表し、誇れるような滑りをしたいです」と決意を語った。
世界選手権で2位
西矢さんが東京五輪で出場するのは「ストリート」と呼ばれる競技で、手すりのような「ハンドレール」などの上をスケボーで滑る。今月ローマであった世界選手権で2位となり、日本代表に決定した。(編集委員・中島隆)
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