群馬1区の自民現職争い 尾身氏「公認」アピール

2021衆院選自民

松田果穂 星井麻紀
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 今秋までにある衆院選の群馬1区は自民党現職同士の公認争いが続く。25日には尾身朝子衆院議員(60)が、安倍晋三前首相を招いて前橋市内で集会を開いた。一方の野党も、前衆院議員が立候補を表明し、一本化は難しい状況だ。混迷のまま秋が迫る。

 次期衆院選に1区からの立候補を表明している尾身氏の集会には、1区に含まれる前橋市や渋川市などの県議や関係者ら約900人が参加した。ほぼ非公開で、細田派の先輩に当たる安倍氏も出席した。

 1区では、二階派の中曽根康隆衆院議員(39)=比例北関東ブロック=も党公認での立候補を希望している。

 集会後、記者団の取材に応じた安倍氏は「尾身さんが公認候補でなくなるということは、私はありえないと思っている」と強調。尾身氏も「自民党公認というお墨付きを頂いた。公認候補者として群馬1区で勝ち抜くため、全力で頑張りたい」と自信をにじませた。

 だが、保守分裂ともなりかねない状況に、ある自民県議は「頭の痛い問題」と話す。「実際に解散してから、党内の意見が上がってこないと、話はまとまらないのではないか」(松田果穂)

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 前衆院議員の宮崎岳志氏(51)が25日、県庁で記者会見し、次期衆院選に群馬1区から立候補する意向を表明した。

 宮崎氏は「自民党が強固な地盤を築く群馬1区で自民候補に勝ちうるのは、十数年にわたり1区で政治活動を続けてきた私しか、野党側にいない」として、立憲民主党の公認を得た上で、野党統一候補として立候補したいと述べた。

 宮崎氏は昨年11月、立憲民主党県連が実施した群馬1区の候補者公募に応募。だが、常任幹事らによる投票で、19年7月の参院選で落選した斉藤敦子氏(53)が選ばれている。同党本部は現在までに公認候補を決めていないが、同党県連は「宮崎氏が公認申請中であるという事実はない」としている。

 宮崎氏は元上毛新聞記者。旧民主、民進党出身で、09年の衆院選で初当選。17年の衆院選では希望の党から立候補し、自民党候補に敗れた。会見では「新型コロナウイルスで落ち込んだ経済の回復のため、消費税の5%への減税や現金給付などの政策に力を入れたい」と話した。(星井麻紀)

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