純銀製の名誉市民章、一宮市が元市長2人に贈呈へ 愛知

荻野好弘
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 愛知県一宮市は25日、前知事の神田真秋氏(69)ら市長を務めた2人に「名誉市民」の称号を贈ると発表した。9月1日の市制100周年記念式典で約50万円の名誉市民章なども贈る。

 「名誉市民」は政治や産業などの発展に貢献した市民らが選ばれ、婦人参政権の実現に尽力した市川房枝さんや画家の三岸節子さん、戦後の歴代市長ら、これまで14人がいる。

 市は、市長を9年間務めた神田氏、16年間務めた前市長の谷一夫氏(79)を名誉市民とする人事案を6月議会に提出して同意され、128万円の関連予算案も可決された。

 名誉市民章(直径約6センチ)は純銀製で、七宝焼の菊葉や菊花などが重なり、中央に18金の市章があしらわれている。合併以前の旧市時代から続くデザインで、一つ約50万円の製作費を見込む。記念品もあり、尾州生地のスーツの仕立券(10万円分)を贈る。

 中野正康市長は25日の定例会見で、名誉市民章の価格について「オーダーメードになりますから。記念品の方は大幅に簡素化させていただきました」と話した。一宮市などを衆院選の選挙区とした海部俊樹元首相(90)ら平成以降の名誉市民への記念品はモノではなく、現金200万円だったという。(荻野好弘)