ラグビーも海外組輝く 日本が欧州ドリームチームと対戦

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野村周平 遠田寛生
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 ラグビー日本代表は26日午後11時(日本時間)、北半球伝統の全英・アイルランド代表ライオンズと英・エディンバラで初対戦する。2019年ワールドカップ(W杯)日本大会準々決勝・南アフリカ戦以来のテストマッチ(国際試合)。先発15人中14人が19年W杯メンバーと経験値を重視した中、進化の象徴と言えるのが海外組の2人、松島幸太朗、姫野和樹だ。

 WTBで先発する松島は今季、サントリーからクレルモン(仏)に完全移籍してFBに定着。欧州クラブ王者を決めるチャンピオンズカップで決勝トライを決めるなど鮮烈な活躍を見せ、欧州最優秀選手候補15人の一人に選ばれた。

 イングランドスコットランド、ウェールズ、アイルランドの有望選手が集うライオンズに対しても「毎週(イングランドの)プレミアシップを見ていたから選手の特徴は分かる。スター選手とやるのは楽しみ。いい経験になる」と気後れはない。

 ナンバー8姫野はニュージーランド(NZ)のハイランダーズに加入。持ち味の突破力や密集で球を奪うジャッカルで新人とは思えない存在感を発揮した。

 19日にあった豪州クラブとの交流大会プレーオフ決勝にも先発。試合終了から30分でスタジアムを後にすると、NZから飛行機を2回乗り継ぎ、24時間以上かけてエディンバラに到着したという。「疲れています」と漏らしつつ、「そこに適応するのがプロフェッショナル。甘えは全部置いて100%でやらなければ」。ベンチスタートから途中出場でチームに活力を与えるつもりだ。

 過去の日本代表でも海外組の存在は大きかった。主将のFWリーチ・マイケル(東芝)やSH田中史朗キヤノン)らがNZなどで活躍した後に合流し、チームの水準を引き上げる役割を担ってきた。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは松島と姫野について「NZとフランスで成長が加速した。それがチームメートの自信にもつながっている」と話す。

 ライオンズ戦では天理大出のWTBシオサイア・フィフィタ(近鉄)が先発に起用され、早大からサントリーに入って2季目を終えたSH斎藤直人もメンバー入り。指揮官は「ここが本当の出発点。ライオンズにいい試合をすることが次につながってくる」。2年後のW杯フランス大会に向け、新たな日本がベールを脱ぐ。(野村周平)

 全英・アイルランド代表ライオンズは、2年前のW杯で世界を驚かせた日本代表を警戒する。防御担当のスティーブ・タンディコーチは試合前日の25日、日本の素早い展開への対応について「全員が連動すること」と語った。

 「最終的にはこれまでやってきたことを貫けるかどうか。日本は引き出しが多く、それを組み合わせ、スピードもある。最終的には自分たちのテンポ次第。意図通りに守り、攻めることができるか」

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