「味で勝負できる」中小企業の燻製卵、香港へ 学生協力

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坂田達郎
【動画】山形の名物半熟卵「スモッち」、地元大学生とタッグ=坂田達郎撮影
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 海外展開とは無縁だった山形県内の中小企業の看板商品が、3月から香港に輸出され、売り上げを伸ばしている。コロナ禍という逆境をバネに一歩踏みだし、地元の大学生が知恵を出して後押しした。

 商品は「スモッち」。燻製(くんせい)にした半熟卵で、山形名物として人気を集めている。卵の生産や加工品製造の「半澤鶏卵(はんざわけいらん)」(天童市)が2006年から販売。そのまま食べたり、ラーメンやサラダのトッピングに使われたりしている。

 きっかけは19年2月、県と日本貿易振興機構(ジェトロ)山形の香港プロモーション事業に参加したこと。試食販売すると200個があっという間に完売した。「味では勝負できる」。半澤清彦代表は自信を深める一方で、「輸送コストを考えると厳しい」とも感じた。

 昨年はコロナ禍でおみやげ需要が激減し、6月のスモッちの売り上げは通常より4割も減った。打開策を考えるなか、山形大の講義でジェトロ山形所長が講師を務めている縁で、SNSによる情報発信にたけた学生らと一緒に海外展開の突破口を開こうと一致。9月に学生らとワークショップを開き、今年1月のオンライン商談で香港のバイヤーと取引が成立した。

 学生側で意見の取りまとめ役…

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