高校野球京都大会、組み合わせ決まる

吉村駿、富永鈴香
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 7月10日開幕の全国高校野球選手権京都大会の組み合わせ抽選会が26日、京都市下京区龍谷大平安高校の講堂で行われた。シードは春の府大会8強。甲子園を目指し、73チームが熱戦を繰り広げる。

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 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場に集まったのは、各校の主将と、部長などの代表者約150人。春の京都府大会8強の主将から、マスク姿で順番にくじを引き、はっきりとした声で、高校名と番号を読み上げた。

 京都府高野連の砂田浩彰会長は「(新型コロナウイルスの影響で)制限がある中でも、多くの人のおかげで、開催ができる。純粋な気持ちで白球を追いかけ、魂をこめてプレーしてほしい」とあいさつした。

 開会式は7月10日午前10時から、京都市右京区のわかさスタジアム京都で行われる。その日に試合がある4校が参加する予定だ。開幕戦は同日正午から、決勝は28日午後1時から、同球場で予定されている。

 春夏連続の甲子園を目指す京都国際の山口吟太主将は「これまでと違い、最後の夏は独特の緊張感があると思う。初戦を突破し、勢いをつけたい」と語った。

 この日は、高校野球の発展に貢献した「育成功労賞」に選ばれた花園大学の奥本保昭さん(60)の表彰もあった。(吉村駿、富永鈴香)

選手宣誓は莵道高校の主将

 シード校8校の主将が番号を引き終わり、次に莵道の上北陽人主将がくじをひくと、「1」番が出た。番号を掲げると、会場の各校主将らから「おー」と、どよめきが起こり、拍手の音が響き渡った。

 選手宣誓に選ばれた上北君は「まさか引くとは思わなかったので、びっくりしました」と笑顔で話した。

 初戦の相手は京都すばる。「観客が入る入らないに関わらず、開催できるだけでありがたい。まずは初戦で勝っていきたい」と意気込む。上北君は「全国につながる大会がなかった昨年の3年生の悔しさを踏まえ、選手宣誓の言葉を考えたい」と話した。

4年ぶりに単独チームの京都農芸

 4年ぶりに単独チームとして京都大会に出場する京都農芸。対戦相手は昨年と同様、嵯峨野に決まった。先に決まった京都農芸の横に嵯峨野が入り、主将の反保陽平君は「なんとなく当たりそうな予感がしていた」。

 2019年の京都大会、昨年の独自大会は、部員数が少なく、連合チームとして出場した。今年は3学年で10人の部員がそろい、昨秋の府大会から単独チームで試合に出ている。5人チームで紅白戦を行うなど、夏に向けて実戦的な練習を積んでいる。

 京都大会単独出場がかない、次の目標は大会での1勝だ。反保主将は「2年連続同じ相手には負けられない。大会に向けてチームの雰囲気も高まっている」と意気込んだ。

Aブロック 見どころ

 強豪がひしめく最激戦区の中でも、春季府大会4強の乙訓、昨秋の府大会優勝の龍谷大平安と総合力が高い2校が軸になる。好右腕を擁する福知山成美と、春季府大会8強の立命館は2回戦屈指の好カード。古豪鳥羽も上位をうかがう。創部3年目の京都精華は強力打線が見ものだ。

Bブロック 見どころ

 春季府大会準優勝の京都成章、一昨年の代表校の立命館宇治が中心となる。春季府大会で2次戦に進んだ城南菱創も実力校の一つ。2年生の好右腕がいる京都外大西や、打線に切れ目のない京都両洋、大谷、積極的な打撃が持ち味の綾部も上位をうかがう。

Cブロック 見どころ

 春の選抜大会に出場した京都国際が頭一つ抜けた存在だ。左右の経験豊富な投手を擁する京都翔英、好左腕を擁し春季府大会8強に進んだ塔南も実力十分。昨夏の経験者が多く残る鴨沂も上位を狙う。4年ぶりに単独出場する京都農芸も初戦突破を目指す。

Dブロック 見どころ

 春季府大会4強の東山は、大柄な選手がそろい長打力が自慢だ。投手力に自信を持つ西城陽、京都共栄が食らいつく。春は西城陽に1点差で敗れた久御山や、北嵯峨も上位に食い込む力がある。新ユニホームで挑む京都先端科学大付も躍進を狙う。