「SDGsって遠いこと?」 電車に込めたママの思い
勝田敏彦
阪急電車といえば、マルーン(小豆色)塗装の車体が長年の伝統だ。その落ち着いた雰囲気を残しながらも、人や動物たちが楽しそうにパレードしている様子が車両に大きく描かれたラッピング電車が走っている。
「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」。パレードは、国連のSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みで実現する豊かで暮らしやすい未来のイメージだ。大阪府出身のイラストレーター、ウマカケバクミコさんが描いた。
「再生可能エネルギー100%で走っています」と書かれたステッカーも。最新の省エネ車両を使い、再エネ由来の電力を購入することで実質的にその計算になるという。
車内もSDGs一色。つり皮にはSDGsの各目標の説明、広告スペースには協賛企業の取り組みが。乗るとSDGsを学び、感じる。