再始動、トランプ氏の定めた照準 人気高いが不安材料も

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ウェリントン〈オハイオ州〉=大島隆
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 トランプ前米大統領が26日、退任後初めての集会をオハイオ州で開き、政治活動を本格的に再開させた。いまも熱狂的な支持者を持つ一方、足元では一族企業の脱税疑惑で訴追のリスクも抱える。ここに来て動き出した狙いは何か。

 集会では、数千人の熱狂的な支持者が集結し、今もなお根強いトランプ人気を示した。オハイオ州スチューベンビルから参加したダグ・ハナンさん(66)は「トランプ大統領に2024年も出馬して欲しい。彼は製造業や石炭産業を守ってくれる」と語った。

 トランプ氏がこのタイミングで集会を再開させたのは、2022年11月の中間選挙を見据えた動きだ。集会を通じて、自らの力の源泉である熱狂的な支持層をつなぎとめ、共和党内外に存在感を示し続ける狙いがあるとみられる。30日にはテキサス州のアボット知事とメキシコ国境の壁を視察するほか、7月3日にはフロリダ州でも集会を予定している。

 トランプ氏の人気は、在任中ほどの勢いはないとはいえ、今も底堅い。

 米政治専門サイト・ポリティコが6月に実施した世論調査によると、トランプ氏に今も好意的な見方をする人は、回答者全体では42%と過半数を割り込んだが、共和党支持者の間では82%に達した。共和党支持者のうち57%は、「トランプ氏が今後も党内で主要な役割を果たすべきだ」と答えた。

 米モンマス大が6月に実施し…

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