ひと味違うオリックス 「福宗正杉」の上位打線って

佐藤祐生
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 (27日、プロ野球 オリックス10―0西武)

 オリックスの吉田正尚は浮いた変化球をフルスイングすると、ゆっくりと一塁に歩き始めた。2―0の五回1死一、二塁。大きな放物線を描いた打球が中堅席で跳ねる。相手の戦意を喪失させる豪快な一発を放ち、「理想のスイングができた。ばっちしでした」と笑顔を見せた。

 昨季、打率3割5分で初の首位打者に輝いた27歳の左打者は「全ての面で一番を目指していきたい」と高い目標を掲げる。言葉通り、打率は3割4分3厘でリーグ首位を独走。48打点は2位、15本塁打は4位タイと今季も順調だ。

 これまで、この主砲だけが目立っていたオリックス打線だが、今季はひと味違う。

 打率3割1分7厘で2位に続く杉本裕太郎を筆頭に、2番打者の宗が2割6分台、規定打席に達していないが1番福田は3割2分6厘をマーク。ファンの間で「福宗正杉」と呼ばれ始めた上位打線が引っ張り、昨季リーグ4位のチーム打率は、2割5分7厘でトップに立つ。打線の要の吉田正は「追い込まれても1球でも多く投げさせるなど、みんなアウトの内容が変わってきている。失投をとらえて、粘って勝つことができている」と分析する。

 疲労がたまる8連戦の最後。「最近もやもやする打席が多かった」と吉田正。あまり打球が上がっていないと、力強いスイングを心がけた。「勢いに乗れるような勝ち方だったと思う」。2試合連発で、自身の不満も、11連勝後に連敗を喫したチームの怪しい雲行きも吹き飛ばした。(佐藤祐生)

宮城、リーグトップ8勝目

 中嶋監督(オ) 先発全員安打で快勝。「つなぐ意識があり、四球の選び方も良かった。非常にいいと思います」

 宮城(オ) リーグ単独トップの8勝目。「野手に助けてもらっている。内容が一番大事。もっといい勝ち方ができると思う」