シャインマスカットの苗、保管した疑い フリマで販売か

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 高級ブドウ「シャインマスカット」の苗を広く販売する目的で保管していたとして、警視庁は28日、愛媛県西条市の会社員の男(34)を種苗法違反(育成者権の侵害)容疑で書類送検し、発表した。シャインマスカットをめぐり、育成者の権利を侵害したとして摘発するのは全国で初めて。

 生活環境課によると、男は4~5月、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が品種登録したシャインマスカットの苗を許可を得ずに販売目的で保管し、育成者の権利を侵害した疑いがある。容疑を認め、「小遣い稼ぎだった」と話しているという。

 男はホームセンターで買った苗木を育て、挿し木で増やしていた。正規品の半額ほどの1株約1700円で売っていたといい、同課は男がこれまでにフリーマーケットサイトで約40本を売り、約6万3千円を得ていたとみている。

 種苗法をめぐっては、シャインマスカットの苗の海外流出が問題視されたことなどを受け、許可のない国外輸出を禁じるなどとする改正法が4月に施行された。法改正を受けて警視庁がサイバーパトロールをしたところ、今回の容疑を把握したという。