名電の元球児がプロボクサーに デビュー戦を白星で飾る

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上山浩也
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 高校野球の強豪、愛工大名電の選手だった元球児がプロボクシングでデビューした。27日、名古屋国際会議場でデビュー戦に臨んだ木附大己(きつきだいき)選手(23)が、3―0で判定勝ち。高校時代のチームメートも応援に駆けつけ、「来てくれて本当に力になった。倒して勝ちたかったけれど、まずは勝つことが目標だったのでホッとした」と目を細めた。

 「勝者、赤コーナー、木附大己」。場内アナウンスのあと審判から左手を掲げられた木附選手は、感慨深げな表情を浮かべた。この日は56・6キロ契約の4回戦で、自分より10センチほど身長が高くてリーチがある相手の懐に果敢に飛び込み、攻めた。3人のジャッジの採点はいずれも39―37。アナウンスはこう続いた。「木附選手は地元、愛工大名電の元4番。見事なプロデビュー戦でした」

 身長168センチと小柄だが、名電では1年秋からベンチ入りした。2年生だった2014年秋の東海大会では、4番打者もつとめている。「4番は、たぶんその1試合だけですよ」と本人は笑うが、その試合で3安打を放った。

 高3の夏は、決勝で中京大中京に3―4で敗れた。その日、最後の打者になったのが木附選手だった。九回2死一塁で二飛。「何が何でも甲子園へ」と思い続けていた夢が消え、一塁に向かう途中でひざをついて涙した。

 競技は違うが、あの夏以来で…

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