第2回スーパーの悩みから生まれたノントレー機 昨年は爆売れ

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金沢ひかり
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暮らしとSDGs②ノントレーから考える
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 トレーを使わずプラスチックフィルムで包装する「ノントレー」商品という、ニッチなところにこだわって環境を考えてみるこのシリーズ。今回、焦点を当てるのは、スーパーのバックヤードで加工する際に使われる「ノントレー包装機」です。

 ノントレー包装機の国内シェアナンバーワンは、食品業界向け包装・計量機器世界大手のイシダ(京都市)。1893年創業、民間初のハカリメーカーで、計量技術をベースに、近年では計量だけでなく、食品の包装や検査などの分野にも事業領域を広げています。

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イシダのノントレー包装機=同社提供

 「ノントレー包装機のコンセプトはエコ」ということなのですが、開発のきっかけを聞いてみると……。

ゼロベースから開発

 同社は元々、スーパーマーケット業界を主眼に置いた商品としては、食品トレーの包装機などを手がけていた。ノントレー包装機の開発に着手したのは2008年。フィルムで直接食品を包装する技術を研究し、2010年から販売を開始した。

 きっかけは、あるスーパーから寄せられた「悩み」だ。

ノントレーについて考える「暮らしとSDGs」。今回は汁漏れを避ける「包装機」の業者に注目しつつ、背景を考えます。

 「会計を終え、買った商品を…

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