藤井聡太王位、29日から防衛戦 「盤上に集中する」

村上耕司
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 藤井聡太王位(18)=棋聖と合わせ二冠=に豊島将之竜王(31)=叡王と合わせ二冠=が挑戦する将棋の第62期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)が29日、名古屋市で開幕する。藤井王位は進行中の第92期棋聖戦に続き、二つ目のタイトル防衛戦に臨む。

 藤井王位は昨年の棋聖戦五番勝負で、当時棋聖の渡辺明名人(37)=棋王・王将と合わせ三冠=を3勝1敗で破り、史上最年少で初タイトルを獲得。続いて王位戦七番勝負で木村一基九段(48)から4連勝で王位を奪い、二冠に。タイトル通算2期獲得で八段に昇段した。今年、棋聖か王位のいずれかを防衛するか、新たなタイトルを獲得すれば、タイトル通算3期獲得となり、最年少で九段に昇段する。渡辺名人の挑戦を受けている棋聖戦五番勝負では、開幕から2連勝し、初防衛にあと1勝と迫っている。

 王位戦の挑戦者の豊島竜王は、藤井王位がこれまで公式戦で1勝6敗と最も負けている相手。7月に始まる叡王戦五番勝負では、藤井王位が豊島竜王に挑むことが決まっており、棋界トップ2人の勝負としても注目される。

 藤井王位と豊島竜王は28日、それぞれ記者会見に臨んだ。藤井王位は「過去の対戦成績で大きく負け越している、非常に手ごわい相手だが、そういうことを考えずに盤上に集中する気持ちで戦いたい」。豊島竜王は「藤井さんは特別な才能を持った方。若くてどんどん強くなられている。なんとかいい勝負ができるように頑張りたい」と話した。

 王位戦七番勝負は持ち時間が各8時間の2日制。第1局は名古屋市中区名古屋能楽堂で29日午前9時に始まり、夕方に封じ手を行う。30日午前9時に再開し、同日夜に決着する見込み。村上耕司