うっかり失効に負担増…教員免許更新の課題報告 中教審

伊藤和行
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 教員免許に10年の期限を設け、更新時に講習を受けないと失効する「教員免許更新制」などを議論する中央教育審議会の部会が28日あり、更新制の課題が報告された。教員が更新手続きを怠ったために失職する「うっかり失効」や、教員や管理職の負担を増やしていることが挙げられた。

 更新制については萩生田光一文部科学相が3月、中教審に「抜本的な見直し」を諮問し、廃止も含めた議論がされている。この日の部会では、前期の中教審で出た更新制の課題を文科省が報告した。そこでは「最新の知識・技能の習得に一定の効果がある一方、時間や労力に比べた成果が得られるかは課題」とされ、「学校内外で研修が実施されていることに鑑みれば、10年に一度の更新講習の効果は限定的」と厳しい評価をしている。文科省は現在、教員へのヒアリング調査も行っており、次回以降の中教審に結果を報告する。(伊藤和行)