石綿被害で和解へ、国が1200万~1500万円支払い

村上友里
[PR]

「裁判は10年以上」 早期解決を望む原告

 建設現場でアスベスト(石綿)を吸った後に肺がんで亡くなった静岡市の作業員の遺族3人が計3850万円の損害賠償を国側に求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は28日、和解を勧告した。国側が約1200万~1500万円を支払うとの内容で和解を申し入れた。

 原告側弁護士は「裁判は10年以上にわたり原告も早期解決を望んでいる」として、和解に応じる見通し。国側は、国の賠償責任を認めた最高裁の5月の初判決を受け、被害者1人あたり最大1300万円の和解金を払うとしている。最高裁判決後の和解は、成立すれば初めてとみられる。(村上友里)