LPガス容器、盗難多発の怪 自分用?転売?警察は警戒

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高橋杏璃、井上怜
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 秋田県内で、LPガス(プロパンガス)の容器の盗難が多発している。2018年から今年2月まで、13カ所で計14本のガス容器が盗まれており、うち半数が三種町に集中。爆発物の製造に悪用される恐れもあるとして、県警が捜査している。

 被害に遭ったのは、いずれも一般住宅で使われるのと同じタイプの20キロ容量のLPガス容器(全長94センチ、外径約30センチ)で、1本で一般家庭の約3カ月分のガスに相当する。容器だけで15キロあり、満タンの場合は35キロ。どれも屋外に設置されており、建物側にある圧力調整器から外した状態で、容器ごと盗まれた。県LPガス協会の船木和昭・専務理事(67)は「工具を使えばすぐに外れるが、手慣れている人でないとできないはずだ」と話す。

 最初の盗難は2018年7月、三種町の農業関連施設で発生した。その後も、町内の地域会館や住人が長期間不在の住宅などで6本、大潟村の工場で2本、井川町の美容室で2本、大館市の事業所などで3本が盗まれた。同協会によると、いずれも人が日常的に生活していない建物で、満タンに近い状態のガスが入っていた。

 盗まれた14本のうち、19年3月に三種町の事務所からなくなった容器1本は、約1年後に現場から離れた町内の山の中で見つかった。容器は空だったという。残る13本の行方は分かっていない。

LPガス協会「盗難想定してない設計」

 井川町の美容室経営の女性(…

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