歩道のない狭い抜け道「飛ばす車多い」 児童5人死傷

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【動画】児童の列にトラック突っ込む、2人死亡=熊倉隆広撮影
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 児童が犠牲になったのは、見通しのよい直線道路だった。28日、千葉県八街(やちまた)市でトラックが下校中の児童の列に突っ込んだ事故。2人が亡くなり1人が重体に。さらに2人が重傷を負った。現場近くの住人らに驚きと憤りが広がった。

 現場から30メートルほど離れた民家に住む40代主婦は、午後3時半ごろに「バーン」という衝突音を聞いたという。しばらくしてサイレンの音がしたため外を見ると、児童の母親らしい女性が救急隊員にすがりついている姿が見えたという。「近所の子が巻き込まれたのではないかと思い、すごく怖い気持ちになった」

 近くの男性(72)は、外が騒がしいと妻から聞き、事故現場に向かった。女の子が救急車で運ばれており、近くには血の付いた黄色の帽子とランドセルが散乱。電柱が傾き、鉄筋がむき出しになっていた。トラックは電柱の先の畑に入った状態だった。「現場を見てショックだった。(子どもは)よける暇もなかったと思う」

 事故現場の道路に歩道はなく、近所の人たちの話では地元の人が通勤や通学などに使っている道だという。一方、土地勘のある人には抜け道としても利用されていたという。この地区で30年以上暮らす山口明さん(67)は事故に遭った子どもたちと同じ市立朝陽(ちょうよう)小学校に通う孫と事故後に現場を訪れた。「この道は抜け道になっていて飛ばす車が多い」という。登下校でこの道を通る孫の小2の男児(8)は「車を飛ばす人が多く、怖い思いをしたことがあった」と話した。

■不安抱いた住民「いつか事故…

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