仏地方選、マクロン与党全敗 大統領選へ戦略練り直しか

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パリ=疋田多揚
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 フランスの地域圏議会選の決選投票が27日投開票され、本土の全13地域圏でマクロン大統領の与党「共和国前進」が敗北した。ルペン氏率いる右翼国民連合も初の地域圏議会の勝利を逃した。投票率は歴史的低水準の約34%の見通し。両氏とも10カ月後に迫った大統領選を前に民意の行方を見失った格好で、戦略の練り直しを迫られそうだ。

 地域圏は複数の県からなり、共和党中道右派)などが推す候補が7地域圏、社会党中道左派)は「ヨーロッパエコロジー緑の党」などとともに5地域圏で第1党となった。コルシカ島は地域政党が勝利した。低投票率が、地方に基盤を持ち、現職を多く抱える既成政党に有利に働いた。

 仏メディアによると、「共和国前進」は全国で7%を得票する見通し。政権与党としては過去最低だ。これまでマクロン氏への支持が厚かったパリ首都圏でも得票率は9・6%と4番手に沈んだ。地方格差や郊外の貧困などの窮状を改善できず、マクロン政権は有権者の失望を招いた。政権は「国民連合が(得票率を)減らして満足だ」(アタル政府報道官)と大敗の印象を避けるのに躍起だ。

 投票率は前回15年から20…

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