東山芸妓あでやかに映画ロケ 土方ゆかりの会津若松

上田真仁
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 【福島】幕末に活躍した新選組の副長、土方歳三が主人公の歴史ファンタジー映画「歳三の刀」の撮影が23日、土方ゆかりの会津若松市であった。東山芸妓(げいぎ)3人が、あでやかな踊りを披露した。

 「歳三の刀」は、戊辰(ぼしん)戦争で1869年に戦死したはずの土方がロシアに渡っていたというストーリー。一般社団法人ユーラシア国際映画祭とロシアの映画会社共同制作で、来年6月までの完成をめざす。

 日本側の監督は増山麗奈さん=東京都日野市=がつとめ、映画にも出演する。ほかに、辰巳琢郎さんや、会津若松市在住の三羽茉里香(みつわまりか)さんらがキャストに名を連ねる。

 この日は、市内の料理旅館で撮影をした。東山芸妓の置屋「花佳(はなよし)」のおかみ、今村初子さんが増山さんの化粧を手伝い、カメラが回り始めると踊りを指導。着物姿の増山さんは、自ら三味線を弾いたりカメラ位置を指示したりした。

 会津若松は新選組と縁が深く、市内東山の天寧寺には局長だった近藤勇の墓がある。1868年、戊辰戦争の宇都宮の戦いで傷を負った土方が函館へ落ちのびる途中、会津若松に約5カ月間滞在し、東山温泉で傷を癒やした際に墓を建立したとされる。

 会津若松のシーンは今年9月、ロシア主催の映画祭「アムールの秋映画祭」で上映される予定だ。(上田真仁)