沖縄に遺骨混入土砂反対、大阪府の吹田市議会でも可決

武田肇
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 大阪府吹田市議会は28日、米軍普天間飛行場の移設計画に伴う沖縄県名護市辺野古の埋め立て工事に関し、「沖縄戦の戦没者の遺骨などが混入した土砂を埋め立てに使用しないこと」を求める意見書を賛成多数で可決した。同様の意見書は茨木市議会でも22日に可決されており、府内で2例目。

 意見書は、共産、民主・立憲フォーラム、市民と歩む議員の会の3会派の議員が提案者となった。採決に加わらなかった議長を除く35議員のうち、辺野古の埋め立て計画には賛同する自民、公明を含めた30議員が賛成した。反対はいずれも大阪維新の会の5人。討論はなかったため、理由は明らかにしていない。

 意見書は、沖縄戦の戦没者は大阪府出身者が2339人に上ると言及し、政府が主体となって遺骨収集を進めることも求めた。

 各会派と調整にかかわった市民と歩む議員の会の五十川有香議員によると、隣接する茨木市の市議会に、同市出身の米エール大生、西尾慧吾(けいご)さん(22)が意見書可決を求めて活動したことが刺激になったという。(武田肇)