ボクシング高校2冠めざす川村陸選手 札幌工業高2年

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岡田昇
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 打たれても、打たれても、前へ出る。それが川村陸選手(16)=北海道恵庭市=のボクシングだ。

 札幌工業高校2年の川村選手は、3月に徳島県であった全国高校選抜特別大会のミドル級で優勝。6月の北海道高校選手権大会も制し、全国高校総体(インターハイ)出場を決めた。日本ボクシング連盟から、全国で21人いるユース部門の強化指定選手の1人に認定されている。

高校ボクシング競技

高校体育連盟でのボクシングは体重別に8階級ある。男子で最も重いミドル級は、69キロ超から75キロ以下。試合は1ラウンド2分で、1分の休憩をはさみ3ラウンドを戦う。3人または5人のジャッジが採点し、ラウンドごとに得点をつける。採点では質の高い打撃の数や積極性、競技を支配しているかどうかが評価される。一方が過度な打撃を受けているなどした場合は途中で勝敗が決まる。

 身長170センチ、がっちりとした体格だ。積極的に前に出て、相手に主導権を渡さない戦いぶりは「ボクシングを始めたときから変わらない」と語る。

 このスタイルを貫けるのは、5歳年上のいとこの存在が大きい。同じ高校の先輩であり、卒業後、プロボクサーの道を歩んだ須藤龍揮(りゅうき)選手(21)だ。「いとこが一番強いと思っているから、ほかの相手だと恐怖心が出てこない」

 ボクシングを始めたのも、小1のとき、須藤さんの試合を見に行ったのがきっかけだ。歓声に包まれ、リングの上を素早く動き回る須藤選手が輝いて見えた。「僕もボクシングをやりたい」。親に頼んで、ボクシングジムに入った。

 初めは鏡に向かってジャブや…

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