キャンパス「ライス」で大学生活充実を 雪中米贈ります

戸田拓
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 コロナ禍の影響で仕送りやアルバイト先が減り、満足なキャンパスライフを送れない全国の大学生に名物「雪中米(せっちゅうまい)」をプレゼント。北海道の米どころ、空知(そらち)地方の沼田町がクラウドファンディング(CF)を利用した「キャンパスライスプロジェクト」を始めた。地元在住、出身以外の学生にも特産の米を贈る珍しい取り組みだ。

 沼田町の「雪中米」は、雪解け水で栽培した米を、雪冷房で温度・湿度を一定に保った貯蔵施設でもみのまま保存したもの。もみ付きでの保存は、量はかさばるが新米の状態を保てるメリットがあり、発送日に精米するため味や栄養がほとんど損なわれないという。町のふるさと納税の返礼品の7割を占める人気だ。

 町は1千万円を目標にCFの仕組みを利用してふるさと納税を募り、集まった資金で調達した米を希望する学生に1人2キロずつ提供する。満額達成した場合、対象者は2千人。1万円以上寄付した人にも返礼品として米などを贈る。横山茂町長は「未来ある学生を支えるお手伝いがしたい。おなかいっぱい食べて元気を出してほしい」と話す。

 CFサイト「キャンプファイア」「ふるさとチョイス」で7月26日まで受け付ける。分け隔てなく学生を支援する企画に、「すばらしい」との評価も届いており、町はネットでの広がりに期待する。

 町は今月25日、全国約800の大学に応募ページにつながるQRコード付きの応募チラシを送った。「新型コロナ対応のまん延防止等重点措置が各地で7月11日に終わり、大学でリモート授業が解除されるのを心待ちにしている」と担当者。雪中米の発送は7月下旬以降になる。2千人を超える応募があった場合は、一人暮らしなどでより困窮している学生を優先する。(戸田拓)