地元政党がエチオピア北部の州都奪還 政府は停戦を宣言

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ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 エチオピア北部ティグライ州の地元政党ティグライ人民解放戦線(TPLF)は28日、州都メケレを政府軍から奪還したと明らかにした。ロイター通信などが伝えた。政府側は同日、一方的に停戦を宣言。人道支援活動や農作業を妨げないためとしているが、TPLF側が応じるかは不透明だ。

 同通信などによると、TPLFの広報担当者が衛星電話での取材に「メケレは我々の支配下にある」と話した。目撃者の証言によると、メケレからは政府軍や暫定州政府が撤退し、住民らはTPLFをたたえる歌を口ずさみ、花火を打ち上げて喜んだという。

 同州では昨年11月、TPLF側が政府軍施設を襲撃したとして、アビー首相が「反撃」を命じて軍事衝突が起きた。政府軍は同月中にメケレを制圧したものの、州内各地で戦闘が続き、状況は泥沼化。半年以上たっても州内の状況は安定せず、今月には国連などが約35万人が飢餓状態にあるとの調査結果を公表したばかりだった。

 政府軍による民間人への暴力…

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