鹿島元幹部を在宅起訴 復興事業巡り脱税の罪 仙台地検

三井新
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 東日本大震災の復興事業に絡み、下請け業者から受け取った謝礼金など約2億2千万円を申告せずに約8300万円を脱税したとして、仙台地検は29日、大手ゼネコン「鹿島」(本社・東京)東北支店の宮本卓郎・元営業部長(54)=仙台市青葉区=を所得税法違反の罪で在宅起訴し、発表した。関係者によると、起訴内容を認めているという。

 起訴状などによると、宮本元部長は2017~18年、複数の下請け業者から受け取った謝礼金など約2億2千万円の所得を申告せず、約8300万円を脱税したとされる。

 元部長は当時、福島県富岡町の解体工事で鹿島JVの現場所長だった。下請け業者を自ら選び、受注業者が得た利益の一部を現金で受領。高級外車の購入や海外旅行、キャバクラでの飲食などに充てたという。

 鹿島は昨年12月、過剰な接待を受けていたなどとして元部長を懲戒解雇処分にした。仙台国税局が25日、地検に告発していた。(三井新)