コロナ禍で参拝減、お寺や神社もオンラインショップ続々

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久保智祥
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 新型コロナウイルスの影響で巣ごもりが増え、参拝客が減っている寺社が、線香や数珠、Tシャツなどの参拝記念品を扱うオンラインショップを相次いで開設している。ただ、お札やお守りなどの授与品は信仰に関わるものだけに、ネットでの取り扱いに慎重な姿勢を示す寺社も少なくない。

 本尊の阿弥陀如来などをイメージしたお香(税込み1400円)、弘法大師空海が記した国宝「三十帖冊子」から48文字を厳選したお手本カード(4200円)、日本最小の国宝薬師如来をイメージしたTシャツ(4900円)……。

 そんな多彩なグッズが並ぶのは、真言宗御室派(おむろは)の総本山で世界遺産仁和寺京都市)のオンラインストア「仁和寺ショップ」だ。一般のインターネット通販と同様に写真を見ながら好きな商品をカートに加え、クレジット決済や銀行振り込み、代引きも利用できる。

 開設したのは昨年6月。1回目の緊急事態宣言で参拝が極端に減る一方で、線香などを求める電話に個別対応するなかで、一定のニーズはあると判断し、ネット通販のシステムを借りてオープンさせた。約60アイテムを扱い、昨年度は約120万円を売り上げた。

 コロナ前は、拝観料の必要な御殿に入る参拝者は年間30万人程度いたが、コロナ後は約65%も減少するなど深刻な収入減も背景にある。金崎義真・拝観課長は「お参りしたいけど足を運べないという方に少しでもご縁を結んでいただき、コロナが落ち着いたらぜひお参りいただければ」と話す。

 真言宗豊山派(ぶざんは)の…

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