規模縮小の祇園祭がCF 返礼品に意外なレアアイテム

北村有樹子
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 日本三大祭りの一つ、祇園祭の山鉾(やまほこ)巡行などの行事を主催する祇園祭山鉾連合会(京都市中京区)が、新型コロナウイルスの影響で今年も規模が縮小される山鉾行事の伝統の維持にかかる資金を、インターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)で集めている。返礼品として、人気の厄よけちまきなどを贈呈する。

 山鉾は「動く美術品」とも言われ、本体やご神体、木工品や金具、装飾品などからなる。その維持や修理にかかる費用は毎年発生している。例えば、ご神体の衣装や胴懸(どうかけ)の破れ、ほつれを直すには数万円~数十万円。本体の漆塗り経年劣化するため、定期的に補修している。

 そうした文化財の維持や山鉾建て、山鉾巡行の運営費は例年、観光産業に関わる事業者からの寄付のほか、山鉾巡行の有料観覧席や名物のちまきなどの販売収益などで賄ってきた。今年は昨年に続いて山鉾巡行はなく、維持費の元手が大幅に減る見込み。CFが特に頼みの綱となっているという。

 寄付額は5千円か1万円。5千円の返礼品は、ちまき。1万円は、ちまきと手ぬぐいがもらえる。2万円、5万円、10万円は終了した。5万円と10万円の返礼品の一つだった巾着袋は各山鉾名が入った特製の布地で作られ、実は、連合会の役員が所持する「レアアイテム」という。

 寄付は「Makuake(マクアケ)」のウェブサイト(https://www.makuake.com/project/gionmatsuri2021/別ウインドウで開きます)で。目標額300万円は5月10日のCF開始初日の夜に達成しているが、7月2日まで募る。

 CFの活用は5年目。最初の2017年は1379万3千円、18年は401万円、19年は637万5千円、昨年は最多の1582万円が集まった。

 サイトには「今年こそはと楽しみにしていた。少しでも支えになれば」「伝統を守り、未来につないでいきましょう」など応援のコメントが寄せられている。(北村有樹子)