スポーツと経営の両立 柳田将洋へ、GM兼任選手の教え

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構成・木村健一
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 バレーボール日本代表前主将で、Vリーグ・サントリー柳田将洋(28)は、高校時代からバスケットボールのファンだ。今回の対談相手は、バスケットB3リーグ・東京エクセレンスで選手とゼネラルマネジャー(GM)を兼務してきた宮田諭(43)。トヨタ自動車でも働きながら、どうやって現役を続けているのか、チームの経営にどう携わってきたのか、柳田の興味は尽きなかった。

 柳田 バレーもバスケも身長の高い方が有利ですけど、競技特性は違う。バスケはすごい迫力がある。観客の一人として、沸き上がって興奮します。

 宮田 だまし合いも、駆け引きもあって、競技性が面白い。実力通りの流れにならない。僕は早大では試合にほとんど出られなかった。いったん諦めて、就職しました。それでも、一生懸命やりたいと思って続けてきて、今もやりきった感がない。いまだにバスケが面白くて毎日、練習自体が楽しいから、試合も楽しい。僕自身はすごい選手ではないですけど、色々な役割があるのも面白い。

 チームは設立からまだ8年。僕は33歳で引退して、立ち上げる時に声をかけてもらいました。選手を集め、チームを運営し、営業も広報もGMもやる「何でも屋」。8年前のバスケなんて、宣伝にならない。運営資金を集めるのが一番大変で、自転車操業的に苦しかった。仲間と一緒に行政や企業にお願いして回りました。人づてに紹介してもらった2代目のオーナーが資金を入れて、助けてくれました。建設用クレーン大手の加藤製作所が3代目のオーナーとなり、経営が安定しました。共通の志を持って頑張ってくれた仲間と、今の経営陣に助けていただいて、たくさんの山を越えて今に至ります。

 柳田 キャリアが後半に入り、モチベーションを保つことも難しくなっています。将来、選手とGMを兼任する自信は、正直ありません。稀有(けう)な存在ですね。

選手と経営側、両方の立場から自らの経験を語る宮田諭さん。柳田将洋は何を学ぶのか。対談の模様は、紙面では6月30日付の朝刊に掲載されています。こちらの連載シリーズ「自分らしく 柳田将洋の挑戦」は今後も月に一度、朝日新聞紙上と朝日新聞デジタルでお届けする予定です。

 宮田 トヨタでは、「成果を…

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