「未来奪われた」児童5人死傷の現場、声震わせる住民ら

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伊藤繭莉、上保晃平、藤谷和広
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 千葉県八街市で、下校していた市立朝陽(ちょうよう)小学校の児童の列にトラックが突っ込み、5人が死傷した事故から一夜明けた29日、事故現場には同級生や保護者らが相次いで訪れ、突然の悲報に声を詰まらせた。

 子どもが朝陽小に通う自営業の男性(53)は、家族と献花に訪れ、「何もできないけど、お花だけでもと思って来た。飲酒運転は本当にあってはならない。防げる事故だけに、悔しくてしょうがない」と声を震わせた。さらに「お父さん、お母さんにとって生きる楽しみが子どもだと思う。それが奪われた。僕らも地域の未来が奪われた」と肩を落とした。

 隣接する小学校に小5と小2の子どもが通う男性(46)は、亡くなった児童に1本ずつ計2本のジュースを供えた後、手を合わせた。「亡くなった児童たちはこわいなんて思う間もなかったかもしれない。この悔しさは何とも言えない」。

 また飲酒運転で児童の未来を奪った同市、トラック運転手梅沢洋容疑者(60)=自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕=に怒りをあらわにする人もいた。

 亡くなった川染凱仁(かいと)君(7)の自宅近くに住む村上幸子さん(80)は、元気に遊んだり、犬と散歩したりする川染君をよく目にしたという。村上さんは「親御さんのことを考えるとかわいそうでならない。飲酒運転は悪い。飲んだら乗るな」と語気を強めた。亡くなった児童の1人と息子が同級生という男性(31)は、「(亡くなった)実感がわかない。本当に許せない」と怒りを込めた。

 梅沢容疑者の母親(85)は…

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