さようなら、世界貿易センタービル 都心の象徴を解体へ

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 東京・浜松町のランドマーク「世界貿易センタービル」が30日閉館し、解体工事に入る。1970年に完成した高さ152メートルのビルは、その2年前に開業した霞が関ビル(千代田区霞が関)の147メートルを抜いて、当時の日本一に。「超高層ビル時代」を世の中に印象づける建物だった。

 ビルの名前の通り、「貿易振興の重要拠点に」という日本経済界の期待を背負ったビルだったが、その役割は時代とともに変化していった。しかし、羽田空港と結ぶ東京モノレールの発着点・浜松町駅と連結する立地で、ビジネス拠点としての魅力は色あせない。

 解体後は、同じ場所に新しいビルを建設する。運営会社は「建て替えによって、ビル自体の、そして浜松町の競争力を高めたい」と狙いを話す。新ビルは高さ235メートル、地上46階建てで、2027年3月の完成を目指す。あわせて改修される予定のJRとモノレールの駅とともに、「新・浜松町」が誕生する。