端末配備、変わる学校 小1からPWも自己管理

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編集委員・宮坂麻子
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 2016年度、奈良県の教育用端末の配備率は47都道府県の中で41番目だった。だが5年たった今、「GIGAスクール構想」のもとでの積極的な端末活用で注目される。

 「やれる先生からどんどんやりましょう。個性を生かして自由に」――。奈良市立辰市小学校の岸下哲史教頭(46)は、そう言い続ける。

 同市では、昨秋から1人1台の端末「クロームブック」が入った。IDは学校で決めているが、パスワードは1年生も自由に変えて自己管理する。教育サービスの「グーグルクラスルーム」や「ロイロノート」、算数のデジタル教科書(いずれも全学年)、AI学習教材「Qubena」(小5、6)、習熟度確認テスト「学びなら」(小4~6)……。どれもパスワード設定が必要だが、「情報社会で生きるには個人管理が当然ですから」

新しいやり方は職員室で共有

 県では昨秋から毎週、教員向け研修がオンライン上で行われ、動画も公開されている。それでも、使ってみようと思えない教員もいる。学年で統一した使い方やカリキュラムができて、見通しがついてから、と言っていてはいつまでも使えない。何でもやっていいが、新しいことをした教員は職員室で内容を共有し、風通しを良くし、学年を超えて相談しあう環境を整えた。

 子どもには、休み時間も自由…

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