在日ベトナム人間でトラブル、監禁致傷容疑で12人逮捕

戸田和敬
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 【広島】技能実習生のベトナム人男性(24)を金銭目的で連れ去り監禁したとして、県警はいずれもベトナム国籍の福山市南松永町2丁目の無職グエン・フウ・チュン容疑者(31)ら男女12人を営利略取や監禁致傷などの疑いで逮捕し、29日に発表した。うち10人はおおむね容疑を認めているという。

 他に逮捕されたのは、大阪市浪速区幸町2丁目の無職ファム・ティ・ヒエウ容疑者(28)ら。ヒエウ容疑者は男性に貸した金の取り立てを、チュン容疑者に依頼したとみられる。

 捜査1課によると、12人は共謀して昨年12月29日午後7時10分ごろ、江田島市内の路上でベトナム国籍の技能実習生の男性=同市=を車に乗車させ、福山市内の貸家に連れ込んで翌30日午後3時ごろまで監禁。男性を模造刀で脅し、バットのようなもので殴ってけがをさせた疑いがある。借金の取り立て目的だった。

 容疑者らは男性を車に監禁中に「35万円払えなかったら殴る」などと脅し、男性の知人2人に計31万円を容疑者グループの口座に振り込ませた疑いがある。男性はその後解放された。別の知人から江田島署に通報があり、発覚した。

 昨年11月以降、ベトナム人が監禁され、金銭を求められる事件が群馬や三重、静岡県など各地で相次いでいる。在日ベトナム人の間の金銭トラブルが背景にあるとみられる。(戸田和敬)