大谷翔平が2打席連続のホームラン リーグ単独トップに
大リーグは29日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はニューヨークでのヤンキース戦に「2番・指名打者」で出場し、2打席連続本塁打を放ってリーグ単独トップに立った。三回に今季3度目の3試合連続本塁打となる27号ソロを放つと、五回にはライナー性の28号2ランを右翼席にたたき込んだ。
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エンゼルスに入団してから1年がたった2018年末、大谷翔平選手は「最初からバシバシ抑えられて、何本もホームラン打ってというのは想像してなかった」と話していました。
18年は打者で打率2割8分5厘、61打点、22本塁打、投手で4勝2敗、防御率3・31という成績でした。
それから2年半後の21年シーズン半ば、大谷選手は、二刀流で、リーグ単独トップのホームラン数を重ねています。当時のインタビューの一部を紹介します。
バシバシ抑えて、打っては想像してなかった
――大リーグ1年目が終わりました。オープン戦で結果が出なかったときは、どんな心境でしたか。
「苦労するのはもちろんわかってましたし、それこそ、まだまだ実力も足りない状態で(大リーグに)行きたいなという気持ちもあったので、そんなにすんなり結果も出ないだろうなというのはわかってました。けど、それにしても、あまりにも自分のやりたいことが結果として表れてこないので、もやもやはありました」
――焦りはなかったですか。
「毎年毎年、オープン戦はそんなに調子がいいことはないので。シーズンに入って、ちょっとずつ微調整してっていうところかなというのはありますけど、焦りはなかったですね。結果が出ないことに対して、それが実力だというだけで、そこからちょっとずつ積み重ねていっていきたいな、というだけだったので。最初から、バシバシ抑えられて、何本もホームラン打ってというのは想像してなかったですね」
- 【視点】
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