トップスケーターたちが告白「悩む若い世代の支えに」

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ノンフィクションライター・田村明子
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 6月はLGBTQプライドの月間だ。

 1969年6月、ニューヨーク市グリニッチビレッジにあったゲイバー、ストーンウォールインへの警察による踏み込みが原因で起きた暴動事件が、きっかけとなって全世界に広がったムーブメントである。現在では北米のみならず、世界的にセクシュアルマイノリティーへの差別撤廃を訴える月とされている。

 今月には、何人かのトップスケーターが個人のSNSでLGBTQであることを告白した。1人目はカナダのアイスダンサー、ケイトリン・ウィーバーだった。

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 アンドルー・ポジェと3度世界選手権のメダルを手にしたウィーバーは元々アメリカのテキサス州生まれで、2019年を最後に競技活動から引退。自身のインスタグラムで自分がQueer(クイア)であることを公表した。

 Queerとは元々、変わり者、風変わりな、という意味の単語でかつてはゲイの人々をさげすむニュアンスだったが、現在では性的マイノリティー全体を表す肯定的な言葉として使われている。ウィーバーがこのタイミングでカミングアウトしたのは、パンデミック中に自分を見つめなおす時間をたくさん持って「これ以上、自分を偽ることはできない」と感じたためだという。「フィギュアスケートは採点されるスポーツなので、現役中は怖くて告白できなかった」と心情を語った。

 もう1人は日本でもとても人気のあるアメリカのジェーソン・ブラウンである。

 自身のインスタグラムで、「…

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