五輪へ警察官集結、サイバーパトロールに87歳OBも

鶴信吾
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 東京五輪パラリンピックの警備のため、全国の警察から東京都内に集まった「特別派遣部隊」の入京式が30日、警視庁であった。

 先遣隊の秋田、栃木、新潟、大阪、和歌山など16府県警の51人に、斉藤実警視総監が「精鋭の部隊と警備ができることを心強く思う。警備は都民、国民の理解・協力なしに成り立たない。共感を得られる活動を展開してほしい」などと訓示した。部隊の大部分は今後、都内に入る予定。警視庁は部隊の規模や派遣元の警察本部の数などについて「明らかにしない」としている。

 大会期間中は、地元警察の制服を着用し、警視庁の警察官と協力して都内の24競技場の周辺などで警備にあたる。入京式後、岡山県警の高本勝利警視が部隊を代表し、メディアの取材に「国民都民の安心安全のため、一丸となって全力で職務に取り組みます」と答えた。

 一方、警視庁はこの日までに、大会期間中に交番で道案内などをする「ポリスサポーター」を警察官のOBやOGに委嘱した。定年や結婚で退職した46~87歳の90人で、競技場での手荷物検査にあたったり、ネットの違法な投稿を探すサイバーパトロールをしたりする。

 最高齢は、前回の東京五輪(1964年)で競技場周辺の警備をした鈴木雄三さん(87)。今回は道案内とサイバーパトロールを担う予定で、「世界の方々と手を結び、素晴らしい大会になるようがんばりたい」と話している。(鶴信吾)