不法残留疑いで5人逮捕 ソーラーパネル設置現場で判明

大野正美
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 北海道警根室署は29日、在留期限が過ぎても作業員として働いていたとして、24~31歳のベトナム国籍の男5人を出入国管理法違反(不法残留)などの疑いで現行犯逮捕し、発表した。

 署によると、5人はいずれも住所不定。北海道根室市東梅のソーラーパネル設置現場で職務質問したところ、2018~19年に在留期限が切れていたことがわかった。3人は技能実習生、2人は短期滞在者として入国していた。それぞれ「期限切れはわかっていたが、金を稼ぐために残った」などと話しているという。

 根室市では水産加工の事業所を中心に多くのベトナム人実習生が働いており、コロナ禍でベトナムへの航空便が大幅に減るなどして帰国できなくなっているケースが多い。在留期限後、許可を得て働き続けるケースもあるが、今回逮捕された5人の在留期限はコロナ禍前に切れていた。署では資格のない実習生らを不法に仕事に就かせる業者が介在した可能性も含めて、調べている。

 パネルの設置場所近くの住民によると、最近は太陽光発電の業者らが設置用の土地を求めて周辺の家々をたびたび訪れるようになっていたという。工事が始まったのは6月半ばで、「外国人が働いていたが、ベトナムの人とは知らなかった。パネルで海が見えなくなってさみしく感じていたら、突然、警察の車がきて調べを始めたので、驚いている」と話していた。(大野正美)