解決金名目で計5850万円詐取の疑い 直接7回会って

平川仁
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 トラブルの解決金の名目で70代の女性から現金5850万円をだましとったとして、石川県警は大阪府堺市北区金岡町、無職福(ふく)重(じゅう)孝浩容疑者(45)=詐欺罪で起訴=を詐欺の疑いで逮捕し、30日に発表した。容疑を認めているという。県警は受け子とみている。

 組織犯罪対策課などによると、福重容疑者は昨年2~5月、何者かと共謀し、石川県能登町の70代女性宅に警察官などを装って電話。女性を巡る名義貸しのトラブルが起きたとして、「逮捕を免れるには現金が必要」「民事で示談するために金が必要」などとうそをつき、現金計5850万円を7回にわけてだまし取った疑いがある。

 福重容疑者は特殊詐欺グループの一員とみられ、同県穴水町で女性と直接会って現金を受け取っていたという。逮捕は29日付。

 福重容疑者らは、警察官を装う前に、ボランティア団体を名乗り女性と電話。「子どもたちの健康検査に使う放射能関係の機器を買うため、名義を貸してほしい」などとやりとりしていたという。福重容疑者は同様の手口で昨年、千葉県の80代女性から現金400万円をだまし取ったとして、金沢地検に29日、詐欺罪で起訴された。(平川仁)