入学式でボート部に勧誘された大学野球日本一の監督

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文・安藤嘉浩 写真・森田博志
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 母校慶応大を率い、就任2年目で日本一監督になった堀井哲也さん(59)は、「漫画のような野球人生」を歩んだという苦労人だ。入学時は野球部員でなく、3年までは試合出場経験がほとんどなかった。だからこそ、できるだけグラウンドで学生に寄り添う。

 41年前の入学式で「ボート部に勧誘された」と笑う。野球部に入部したものの、3年生までの試合出場は代打の2打席のみ。そんな監督が、今月13日に閉幕した第70回全日本大学野球選手権記念大会で、母校を優勝に導いた。

 静岡県立韮山高校で野球をし、東京六大学に憧れたが、「東大じゃないと試合に出られないと思っていた」。実際、慶応で初めて先発出場したのは4年生春の早慶戦。監督のきつい激励を今も覚えている。「最初で最後の先発だ。悔いのないようにやれ」

 「えっ最後なの? うれしい…

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