職域接種申請、滑り込んだが不安 「国から連絡なし」

有料会員記事新型コロナウイルス

岡本智、小林圭、東谷晃平
[PR]

 新型コロナウイルスワクチンの「職域接種」申請について、政府の受け付け休止が継続されることになり、締め切り直前に申請した団体には不安が、申請を見送った大学には落胆が広がっている。

 豊橋技術科学大(愛知県豊橋市)は締め切りの6月25日に申請した。担当者は「ぎりぎり間に合った」と胸をなで下ろすが、ワクチンの供給時期が気がかりだ。夏休みの8月上旬に1回目、9月上旬に2回目の接種を計画するが、ワクチンが届く時期の見通しが立たない。「日程変更となればキャンセルが頻発するかもと不安だ」と話す。22日に申請した名古屋港管理組合は、接種ができるのか国から連絡がない。職員や外郭団体職員ら計1100人に7月後半から接種する計画だが、担当者は「状況を見守っている」と話す。

 中部大(同県春日井市)、至学館大(同県大府市)は申請を見送った。医療従事者確保のめどが立たなかったためだ。中部大担当者は「大学に付属病院もないため医療従事者の確保は難しかった」。至学館大担当者は「あいまいな状況で申請するリスクは取れなかった」と話す。

 自治体の大規模接種にも影響が出ている。名古屋市が8月下旬から名古屋国際会議場(同市熱田区)で計画していた大規模接種は、自治体から政府への申請が23日に締め切られるなか、市は24日に申請した。市担当者は「政府から締め切るとの事前連絡はなかった」と話す。1日最大1500人、40日間で計4万~5万人に接種する計画で接種態勢や配送訓練の調整に入っていた。受理されたのか「まだ国から連絡はない」。医療従事者は今後確保するが、担当者は「接種できるかわからないのにお願いしづらい」と頭を悩ませる。

 愛知県大村秀章知事は30…

この記事は有料会員記事です。残り316文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]